鰤の山椒ふりかけのコト
鰤の山椒ふりかけは、平成26年(2014年)春に、ちょっとした思い付きと想いで生まれました。
当店では、たくさんの鰤を買い付け、その部位ごとに調理をしています。
・鰤の味噌つづみ ←個包装の味噌漬けの先駆けとして、また、保存性より旨み重視の味噌漬けとして注目されました。
・ぶりトロ味噌漬け ←当初、どこまでを「トロ」と呼ぶかで社内で議論されました。
・ぶりトロしゃぶ ←トロの部位で作る事に誇りを持っています。
・鰤茶漬 ←熱い固定層の支持層を受け、ひっそり作り続けています。ゴマ風味のお刺身 サブタイトルは「もうひとつのぶりトロ」試作コードネームは「鰤です茶」(笑)
そして、今では伝説となりつつあるアノ商品
・鰤牛蒡丼の素 ←ここで開発は、頓挫してしまいました。
この商品は、有機調味料で有機牛蒡、有機生姜を取り寄せブリと煮込んだもので、牛丼のイメージで作ってみました。
何とか販売にこぎつけましたが、今ひとつ…
(何が問題なのか?美味しいのに)
そして、それから3年余り…この「鰤牛蒡丼の素」を経由して誕生したのが
「鰤の山椒ふりかけ」なのです。
最初のパッケージ。よね田の他の商品との詰め合わせが可能です。
極力、添加物を抑え、なにかを混ぜて膨張させる事もなく、純粋に美味しいもの、食べる事が喜びにつながるものを作りたい。
[ブリもどき]ではなく、「ぶり」で作った「ふりかけ」を作ろう。そう心に決めていました。
この商品は、発売前から試作を食べて頂いた方からの好感触もあり、何となくいいんじゃない?って雰囲気が社内にもあり、発売と同時に水産庁のファストフィッシュにも応募してみました。
審査の際には試食の提供も求められ、ちょっとドキドキ感はありましたが、無事審査を通過し認定を受けることができました。
※実際、「鰤の山椒ふりかけ」は「ファストフィッシュ」の主旨に合致していると思うのです。
魚を食べる事が煩わしいとか調理に手間がかかるとか、そもそも魚が手に入りにくいとか、骨が邪魔をして食べる事が面倒だとか、そういう事を取り除いた商品だと思うのです。
鰤の煮つけとか、照り焼きが瓶に入っていると言っても過言でないと思うのです。
当初は、「大人のふりかけ」を想定していましたが、販売プロモーションでは、小さいお子様が「美味しい」と言ってくれるので、嬉しくて仕方ありません。
この発売の後・・・
・美味しいんだけれど、袋より瓶の方が使い勝手がいいのに…
・常温対応だったら、お店に並べたい。
等々ご意見を受け、できたのがこのカタチ。
ガラス瓶入(海外輸出もできました)
でも、素材重視のモノづくりのよね田の商品は、お値段に響いてしまいます。この年、北陸新幹線開通もあり、お土産にしたい需要がありちょっこし小さくしたバージョンを作りました。(おっと、富山弁がでてしもた)
同年、テレビや情報誌関連にも気に留めて頂き、熱気が立ち込めた平成27年(2015年)暑い夏のよね田工場でした。
半分のサイズのこのパッケージは、お土産やお試し目的でのお求めを多く頂きます。
現在、この3種の形態で、県内外のお店で販売しています。
【お取扱い処】
・道の駅福光 なんといっぷく茶屋 (金沢~福光国道304号沿線)
・富山大和 地下食品 ふるさと名品
・石川県金沢市 めいてつ・エムザ 黒門小路
・東京都 アンテナショップ いきいき富山館
・・・他
2019年 富山県のお土産に選定されました
富のおもちかえりバージョン
かわいいサイズ
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2016年4月発刊の北陸ろうきんんの情報誌「ろうきん」Voiceにもお取り上げを頂きました。
2016年4月 ろうきんVoice47号
2016年1月 農林水産庁の情報誌 特集記事
2015年8月富山テレビ取材
2014年冬号 富山県情報誌